CROSSTALK #01 事業のこれから

市原 毅
CGO(チーフ・ガバナンス・オフィサー)
数学を専攻していたことを活かして、保険業界に飛び込んで20数年。財務とリスク管理を経験した後、2013年に入社。休日は娘と公園で遊ぶのが楽しみ。「娘のマイブームが、うんていなんです」と嬉しそうに語る、良き父親の一面も。

「日本のことは日本で」がFWDグループのスタンス。 大きな権限と自由な環境で、新たなチャレンジを。
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小笠原 :保険業界で、比較的若い会社である私たちが持つ強みとは何か。その点を、今日は市原さんと話したいと思っています。

市原:強みと言えば、がん保険でヒット商品を生み出すなど、AIG富士生命保険時代から、商品開発では一目置かれる存在でした。私たちには、成熟した日本の保険市場で長年戦ってきたノウハウがあり、そこに欧米系企業を経験したメンバーのノウハウが融合している。多彩なバックグラウンドを持つメンバーがいるというのは、商品づくりの大きな武器になっていますね。

小笠原 :一方で、保険商品は真似をしやすいというのも特徴。すぐにコピーされてしまうからこそ、次々と新しいものを生みだすスピードが必要です。

市原 :その点、FWDグループの経営スピードの速さは大きな魅力ですね。

小笠原 :銀行や他の外資系企業を経験した私から見ても、FWDグループの意思決定の速さはどこよりも進んでいると感じています。それに、現地法人に大きな権限が与えられているので、自由な雰囲気がある。そこも、金融系の企業としては珍しいと思いませんか。

市原 :それは同感ですね。外資系企業だと、本国の決定が絶対ということも少なくない。新しいことを提案しようとすると極端な話、100名の上司それぞれに、同じことを100回説明して承認を取らなければいけないことも。一方で、FWDグループはその提案にしっかりと理由付けがあれば、どんどんチャレンジを後押ししてくれる。親会社、子会社という関係ではなく、同等なパートナーとして尊重してくれているのが伝わってきます。

小笠原 :そういうところが、FWDグループらしいところ。「日本のことは日本で考えるのがベスト」という明確なスタンスがあります。余計なしがらみがなく、若い人も実力を試せる。新しいことを始めたいという人にとっては、刺激的な会社だと思います。

技術で変化が起こっている時代だからこそ、 “業界初”を生みだす絶好のチャンス。

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小笠原:一方、各社がしのぎを削る保険業界で、新しいものを生みだす難しさもありますよね。数多くの保険会社が、色々な商品を出していますから。

市原:しかし、2000年代に入ってから、商品もサービスも様変わりしてきた印象があります。ライフスタイルや働き方など、時代の変化によって、ニーズも変わってきた。

小笠原:たしかにそうですね。男女問わず、働くことが当たり前の時代だから、働けない時のための保険が登場しましたね。

市原:新しいニーズから、今までになかった商品が生まれています。技術も飛躍的に進歩する時代ですから、“業界初”を生みだす絶好のチャンスかもしれませんね。

小笠原:高齢化社会の進展に伴い、国の年金や医療制度に対する不安に備えるための保険のニーズに応えることが、保険会社の使命でした。今後は技術革新のスピードがさらに加速することにより、今まではカバーできなかった領域の保障や、単純に保険金を支払うということ以上の様々なサービスが広がっていくでしょうね。

市原:商品だけではなく、プロセスに目を向けることで、他にはない付加価値を付けられますよね。

小笠原:それは、顧客視点がカギになると思います。たとえばコンビニや薬局などと組んでサービスの提供場所を拡大したり、アイデア次第で、保険はもっと色々なことができる。様々なソリューションやサービスの形があってもいいんです。

市原:そうですね。保険業界の枠組みを超えた変革も予測されますよ。たとえば、自動運転や電気自動車の技術が進むことで、自動車保険の在り方が変わりますし、メーカーの構図も様変わりするでしょう。よりイノベーティブに、他社に先駆けた動きが必要になってきますね。

小笠原:ええ。これまでとは違う考えで、差別化しなければ勝ち残ることはできない。従来の保険は、「困った時のため」というのが一般的でした。しかし、保険の安心があると、新しいことにチャレンジしようという気持ちになれる。そんな風に、より前向きに、積極的に人生を過ごせるようなサービスを提供していくのが、私たちが目指す保険ですね。

業界に風を巻き起こす先駆者に。 野心とチームワークでキャリアを切り拓け。

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市原:様々な分野でテクノロジーが発達する中、生命保険は、変化の少ない業界だったと言えます。だからこそ、これから変化する余地が残されていますよね。


小笠原:ええ、これから保険もデジタル化が進み、変化は加速するでしょう。その意味でも、新しい世代の視点が活かせる業界ですね。一つのテクノロジーや発想で、業界に先駆者として風を巻き起こせる可能性は大いにある。失敗してもいいから、エネルギッシュに挑戦して欲しい。

市原:特にFWD生命は、生命保険業界ではまだ若い会社。カルチャーやカラーをこれからつくっていく企業ですから。その中でチャレンジして、自分のキャリアは自分で切り拓いていく、というプロアクティブな人には絶好のチャンスですね。


小笠原:そういう野心は大歓迎ですね。最初は「出世したい」「外資で稼ぎたい」という動機でもいいんです。ただ、多くの保険会社がひしめく中で、一人で戦うのは苦しいでしょう。だからチームで議論を交わし、みんなで新しいサービスをつくっていけることが重要です。


市原:社内には様々な分野の人材が揃っていますからね。システムのスペシャリストもいれば、コンサル出身者も多い。様々な知を集約して、新しいマーケットを開拓するようなイノベーションを起こして欲しいですね。

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