がん保険の基礎知識

がん保険の終身タイプと定期タイプとは?

がん保険の加入を検討する際、まずしっかり理解しておきたいのは、「終身タイプ」と「定期タイプ」という保険期間による違いです。がん保険の加入目的によって、どちらのタイプを選択するか変わってきます。それぞれにはどういった違いがあり、どのような方に向いているのかを見ていきましょう。


終身タイプと定期タイプの違い


がん保険は、保険期間によって「終身タイプ」と「定期タイプ」に分けることができます。終身タイプと定期タイプには次のような違いがあります。



・「保険期間」の違い


「終身タイプ」は、一生涯にわたって保障が続きます。一方、「定期タイプ」は5年や10年など保険期間が決まっています。定期タイプの場合、保険期間が満了すると保険契約は終了しますが、多くの場合は自動更新が可能です。また、自動更新ができる年齢には上限があることもあります。


・「保険料」の違い


保険期間の違いは保険料にも影響します。「終身タイプ」の場合、年齢を重ねても保険料は上がることはなく一定です。一方、「定期タイプ」は保険期間が限られているため、同じ保障内容の「終身タイプ」に比べて、1回に支払う保険料を安く設定することができます。なお、「定期タイプ」の場合、契約を更新する際、そのときの年齢で保険料を再計算しますので、一般的には更新するたびに保険料は高くなります。


終身タイプと定期タイプはそれぞれこのような方におすすめ


がん保険の「終身タイプ」と「定期タイプ」の違いを紹介しましたが、「終身タイプ」と「定期タイプ」がそれぞれどのような方に向いているのか、見ていきたいと思います。



・終身タイプが向いている方


「終身タイプ」のメリットとしては、更新がなく保険料が変わらない点が挙げられます。そのため、家計への負担について計算しやすく、マネープランを立てやすいと言えるでしょう。より長期の保障が必要だけれども、将来の保険料上昇が不安だという方は「終身タイプ」が向いているでしょう。 ずっと保険料が変わらないことを活かして、若いうちに加入して1回あたりの保険料負担を低く抑えながら、より長期間の保障を確保する、ということもできます。

一方で、「終身タイプ」は「定期タイプ」と比べると保険料が高くなることが加入のハードルになってしまうかもしれません。特に社会人になりたての20歳代や結婚・出産・子育てと大きな出費の重なる30歳代には、保険料が負担になり定期タイプを検討することもあるでしょう。 しかし、保険料だけではなく終身タイプ・定期タイプそれぞれの特徴によって保険商品を選択するのが賢明です。ご自身のニーズを把握したうえで、どちらが良いのかを判断していきましょう。


・定期タイプが向いている方


「定期タイプ」は、保険料を抑えながらご自身のライフステージや経済状況に合わせて最適な保険を選んでいきたい方に向いているでしょう。 「出産後~お子さんの大学進学まで」など責任の重くなる期間だけ手厚い保障を持つということもできます。

一方、定期タイプの場合、途中で一生涯の保障が必要だと感じたとしても、同程度の保障内容の「終身タイプ」の保険に加入するとなると、1回あたりの保険料が高くなり経済的な負担が増えてしまう可能性もありますので注意が必要です。

まとめ

がん保険の「終身タイプ」と「定期タイプ」の特徴や違いについて解説しました。それぞれの特徴を理解し、ご自身にとってどちらが合っているか、ご自身やご家族のライフプランを実現するためにはどういった保障内容があれば良いのかを検討していきましょう。


※このページに掲載している保険商品の内容は、一般的と考えられる内容です。各保険会社が取扱う保険商品の内容については、当該保険会社へお問い合わせください。


FLI-C03402-2108